●トゥレNレース(ベルギー)
F.&J.ファンデンヘーデ最高分速総合優勝
成鳩の部ファンエイレン=インブレヒツ優勝
ファンデンヘーデ鳩舎(左)フェンエイレン=インブレヒツ鳩舎(右)
テレヴィー主催のトゥレNレースは、去る8月6日土曜日午前9時の放鳩で実施された。
このレースには、成鳩5,124羽、1才鳩6,341羽が参加し、1才鳩の部でのファンデンヘーデ(ゲント市南郊在)が、全参加鳩11,465羽中で最高分速総合優勝を飾った。
総合優勝鳩“サイエンス・フィクション ”B10-4101420 BC ♀は、ブロアPレースでも2回上位に入賞している。
優勝鳩“サイエンス・フィクション ”
仮発表の主な上位入賞者
■成鳩 5,124羽
順 入 賞 者 名 分速
1)ファンエイレン=インブレヒツ 1105.73
2)30)V.&D.ケンペニエールス 1082.60
3)ジャック・レナールド 1078.65
4)ホスレ=レミー 1065.15
5)ギー・デルフォッセ 1058.68
※その他主な上位入賞の有名鳩舎
11)ホック・ジョス・フェルカメン 12)ヨセフ・ヨーセン 18)R.&X.フェルストラーテ 25)エティンヌ・デフォス 29)G.インブレヒツ 54)マルク・デコック 75)80)フェルレクト=アリアン
■1才鳩6,341羽順 入 賞 者 名 分速
1)67)F.&J.ファンデンヘーデ 1141.76
2)W.&M.ボダールト 1132.13
3)ジャン・マリー・ポピュレール 1081.02
4)ヨス・フェルショイレン 1078.83
5)ゴッセンス=ドラウルト父子 1035.51
※その他主な上位入賞の有名鳩舎
10)23)フェルレクト=アリアン 19)29)36)37)リーケンス=ヘルマンス 24)ヨス&ヴィム・ケンペニェールス 27)ジュリアン・ファンエーンノー 51)52)E.リンブール
ファンデへーデ鳩舎(左)とファンエイレン=インブレヒツ鳩舎(右)
●ペルピニャン国際レース
ヤン・ラセス(オ)総合優勝
ベルギーのアンタンテ・ベルジ主催による今年度のペルピニャン国際レースは、去る8月7日日曜日午前7時45分の放鳩で実施された。このレースの参加鳩は、以下の通りである。
ベルギー:5,572羽、フランス:2,378羽、オランダ:5,608羽、ルクセンブルグ:75羽、ドイツ:1,285羽、イギリス:189羽、合計:15,107羽
従来、バルセロナを除く1000Kレースは、近距離鳩舎のみが当日帰還するのを防ぐ為、どのレースも午後放鳩であったが、例え午後放鳩してもオランダでは昨今かなりの夜間帰還鳩が出てしまう為、ペルピニャン国際レースは、今年から早朝放鳩となった。
その結果、このオペルピニャン国際レースでもオランダを含め、36羽の当日帰還が出た。
総合優勝を飾ったのは、オランダ北部アムステルダムの南郊、ユトレヒトの北西にあたるノールデン村に住むヤン・ラセス(71才)であった。
総合優勝鳩“シュプルーチェ・タイ” NL09-1220421 BC ♀は、ファンデウェーゲン×タイ・ヘルマンスの雌から作出された鳩で、今年のサンバンサンNレースでも総合635位に入賞している。面白いのは、優勝者ラセス氏が、この日の夕刻トイレに行った際、窓越にこのシュプルーチェ・タイが屋根の上に止まっているのを見つけて、慌ててこれを記録したという話である。
仮発表の主な上位入賞者
■参加15,107羽
順 入 賞 者 名 国 分速
1)ヤン・ラセス オラ 1202.61
2)ヤコブス兄弟 オラ 1197.00
3)D.ファンホフヴェーゲン オラ 1157.13
4)H.B.ウェツゲ オラ 1151.55
5)ゲルマイン・ドーント ベル 1147.03
6)92)バーテンブルグ=ファンデメルヴェ オラ 1146.84
7)A.J.ファンアメロンゲン オラ 1144.93
8)W.デブルイン父子 オラ 1119.20
9)A.J.M.ボンゲルス オラ 1108.92
10)デヴェルス=デトレフ ドイ 1105.16
12)クリスチャン・ロマン フラ 1104.45
※その他主な上位入賞の有名鳩舎
17)ハーゲンス兄弟 38)62)タイ・デーゲンス 47)デビュクワ兄弟 55)フクストラ=ヘルマンス 89)ファンオプハィゼン=マレル 91)モルノウスキー(ド) 99)サヤ兄弟
●アルジャントンNレース(ベルギー)
古豪ゴメール・フェルブリュッヘン最高分速総合優勝
G.スルキン(成鳩)H.レイニール(1才鳩)各優勝



左からゴメール氏、スルキン氏、レイニール氏
キュールゲム・サントル主催の今年度アルジャントンNレースは、去る8月13日土曜日、午前8時に放鳩された。このレースには、成鳩3,518羽、1才鳩4,118羽、若鳩20,383羽の合計28,019羽が参加した。
レースは、ベルギー南東部が快晴であったものの、アントワープ近辺は酷い降雨状態となった為、地域的にかなり偏った成績となったが、またかなり高分速の展開となった。
このレースで最高分速を飾ったのは、ベルギー東部スケルペンホイフェルに住むゴメール・フェルブリュッヘンの若鳩“ド・グスト” B11-2083023 B ♂で、分速は、1637.65メートルであった。
優勝鳩“ド・グスト” B11-2083023 B ♂
“グスト”血統書
優勝鳩は、ゴメール・フェルブリュッヘンの雄種鳩と、ドイツのロルフ・ベンダーの所有しているペーター・トロスト作の雌から共同作出された鳩であった。
1才鳩で優勝したのは、同じくブリュッセルの東30Kルブベークに住むヘンリー・レイニールの雌“ブラック・ビューティ”で、今年同じ1才鳩で参加したブールジュNレースでもクラブ優勝し、N12,607羽中総合43位に入っている素晴らしい鳩である。
優勝鳩“ブラック・ビューティ”
成鳩の部で優勝したのは、更に東よりランメンに住むガストン・スルキン鳩舎の“ド・スリンメ” B09-5015341 BC ♂で、この鳩も今年のブールジュNレースで、24,676羽中総合40位に入賞している素晴らしい鳩である。しかもこの鳩舎は、総合優勝、3位という成績であった。
“ド・スリンメ”
B09-5015341 BC ♂
“スリンメ”血統書
仮発表の主な上位入賞者
■成鳩 3,518羽
順 入 賞 者 名 分速
1)3)ガストン・スルキン 1621.04
2)プットセイス=パッテ 1616.86
4)ダヴィッド・フェルマッセン 1613.31
5)15)ジェフ・ファンヴィンケル 1608.40
6)ジョルジュ・ハイエン 1607.93
7)A.デムンター父子 1602.12
8)レミ・フィーレンス 1594.58
9)フェルボーヴェン兄弟 1593.02
10)ダヴィ・トゥルネレ 1592.25
※その他主な上位入賞の有名鳩舎
14)ミッシェル・ファンリント
■1才鳩 4,118羽
順 入 賞 者 名 分速
1)ヘンリー・レイニールス 1629.62
2)スリンクス=プレッツァース 1612.26
3)ロジェ・グローチャンス 1605.08
4)ヘルボッツ兄弟 1602.51
5)9)ジョニー・ヤンセン 1601.43
6)ホック・パライス 1595.55
7)ダニー・デュソソウ 1595.46
8)ジャン=ジャック・バロウ 1593.77
10)ダヴィ・トゥルネレ 1592.25
※その他主な上位入賞の有名鳩舎
14)フィリッペ・ドッベラーレ 16)ミッシェル・ファンリント 18)アルマンド・スクールメースター
■若鳩 20,383羽
順 入 賞 者 名 分速
1)28)ゴメール・フェルブリュッヘン 1637.65
2)フレデリク・マトン 1632.68
3)デルヴァ=ルクセム 1626.30
4)ルク・クラース 1622.55
5)57)テオ・アイスコウト 1620.80
6)7)59)ケンジ・シュミット 1620.49
8)ベニー・ファンホウト 1620.25
9)ワルター・ランベーツ 1620.25
10)イェスパース=ファンデウェーゲン1619.87
※その他主な上位入賞の有名鳩舎
15)52)70)ジェフ・ファンヴィンケル 2065)81)フェルレクト=アリアン 30)ミッシェル・ファンリント 78)ファンホーヴェ=アィターホーヴェン
左からゴメール、レイニール、スルキン各鳩舎