2022年欧州レース速報(ポー国際他)
●ポー国際Nレース
エルンスト父子(独)最高分速総合優勝
コロンブ・ジョワイーズ主催の今年度ポー国際レースは、悪天候による延期が3日続いた去る6月28日月曜日午前7時、放鳩地をボルドーに変更して放鳩された。
このレースの参加羽数は以下の通りである。ベルギー3,734羽、オランダ4,994羽、英国259羽、ドイツ1,356羽、フランス5,162羽、ルクセンブルグ31羽の6ケ国15,536羽。
放鳩地の天候は断続的な雲、北西風だが視界良好である。
このレースで総合優勝を飾ったのは、ドイツ中部のシュトットガルトから更に東のヴィンターバッハに住むエルンスト父子鳩舎で、恐らく全参加者中でも放鳩地から最右端方向での総合優勝である。これは実距離780/613Kを放鳩当日の16時48分に記録したもので、分速は1327.42メートルであった。
猶、成績はベルギーとオランダが成鳩と1才鳩に分かれている上、国際成績が公表されていないので、ここでは発表出来ない。
●チュールⅠ(ベルギー)Nレース
A.&M.ファンネー最高分速総合優勝
マルク・デノルフ(成鳩の部)総合優勝/ジノ・クリケ上位独占
猛暑の為、放鳩が遅れたのはポーだけではない。アンタンテ・ベルジ主催のチュールNレースも3日間の延期の後、去る6月28日月曜日午前7時30分の放鳩で実施された。
このレースの参加羽数は、成鳩9,63羽、1才鳩6,842羽の合計16,605羽である。
放鳩地の天候は青空、無風、視界良好であったが、帰還途上の天候で、西フランドル有利の展開となった。
このレースで最高分速総合優勝を飾ったのは、有名なジェラール&ミッシェル・ファンネー父子の娘アネミー・ファンネー鳩舎である。これで3代連続のナショナル勝者となった。これは実距離589.42Kを14時33分に記録したもので、分速は1391.84メートルであった。
仮発表の順位は以下の通り
●成鳩の部 参加 9,763羽
順 入 賞 者 名 距離 分速
1.マルク・デノルフ 615.648 1380.531
2.マルテンス=ヒュイヴァールト 633.530 1374.147
3.4.17.ジノ・クリケ 594.919 1371.149
5.ジョニー・マーンハウト
●その他上位の有名鳩舎
14.ニコラス&フィリップ・ノルマン 20.デスメイター=レスチアン 21.フレディ&ジャック・ファンデンヘーデ
●1才鳩の部 参加 6,842羽
順 入 賞 者 名 距離 分速
1.20.A.&M.ファンネー 589.420 1391.837
2.3.4.6.17.24.ジノ・クリケ 594.919 1389.402
5.マルク&ゲールト・ポラン
●その他上位の有名鳩舎 10.エディ&マールテン・ロイテネ
●ブリーブ(ベルギー)Nレース
古豪E.フェルマンダー最高分速総合優勝
ナディヌ・ヴォウタース(1才鳩の部)優勝/チーム・ホーイマンス大活躍
去る7月9日土曜日午前6時55分に放鳩されたアンタンテ・ベルジ主催のクラシックNレースブリーブには、成鳩6,119羽、1才鳩5,883羽が参加した。放鳩地の天候は青空、無風、視界良好である。
このレースで最高分速総合優勝を飾ったのは、西フランドル州ルスラーレ近くのウーケネに住む古豪エリック・フェルマンダー鳩舎の成鳩の灰の雄B19-3087602であった。これは実距離653.131Kを16時44分過ぎに記録したもので、分速は1107.88メートルであった。
仮発表の順位は以下の通り
●成鳩の部 参加 6,117羽
順 入 賞 者 名 距離 分速
1.エリック・フェルマンダー 653.131 1107.878
2.4.6.12.チーム・ホーイマンス・西フランドル 653.517 1104.411
3.ベルナール・ルフェーブル 657.762 1101.652
5.パトリック&ディミト・ホウフリン
●その他上位の有名鳩舎 13.アリアン=デケイザー 15.17.フレディ&ジャック・ファンデンヘーデ 20.カザール=セネシャル 23.ダヴィッド・フェルマッセン 24.25.ファンホーヴェ=アィターホーヴェン
●1才鳩の部 参加 5,885羽
順 入 賞 者 名 距離 分速
1.ナディヌ・ヴォウタース 657.442 1095.219
2.チーム・プラテウ 655.021 1084.115
3.ウィルフリード・ファンデマール 647.682 1082.808
4.13.フレディ&ジャック・ファンデンヘーデ
5.ヨス&ヤン・ローブィク
●その他上位の有名鳩舎 6.ゲールト&ゼッペ・デクレールク 8.ダヴィッド・フェルマッセン 10.18.アリアン=デケイザー 22.チーム・ホーイマンス・西フランドル