海外レース情報2021

　新型コロナ・ウィルスが治まる傾向を見せているヨーロッパでは、当然のことながら、鳩レースにも明るい兆しが見えている。そして重賞レースも昨年に比べて、約１ケ月早く開幕した。

●ブールジュＮⅠレース

ギド・フェルファーケ最高分速総合優勝
チーム・プラテウ(成鳩)優勝

　ブラバン連盟主催の今年度最初のクラシック、ブールジュ第一Ｎレースは、去る５月29日土曜日午前7時30分の放鳩で実施された。

　このレースに参加したのは、成鳩34,311羽、1才鳩25,096羽の合計59,407羽で、昨年よ14,300羽多い大多数となった。　

　放鳩地の天候は、青空、要項、北北東の風、視界良好で、帰還コース全般に高曇りだが、圧倒的に西フランドル州有利の展開となった。アントワープ連盟でさえ、総合100位内入賞1羽という偏った成績となった。　

　このレースで最高分速総合優勝を飾ったのは、昔のファンネー鳩舎で有名な西フランドル州ヴェルヴィークに住むギド・フェルファーケ鳩舎の灰胡麻の1才鳩の雄Ｂ20-3100337で、実距離410.66ｋを12時3分に記録したもので、分速は1268.19メートルであった。　

　また成鳩の部で優勝したのは、東フランドルの強豪クルト＆ラフ・プラテウ鳩舎であった。

  （追記）★ブールジュN最高分速優勝鳩血統.pdf　

仮発表の上位入賞鳩舎は、以下の通り。

●1才鳩の部　■参加 25,096羽順　　

入　　賞　　者　　名　　　　　　　距離　  　　 分速
1.ギド・フェルファーケ　　　　　410.662  　1268.19
2,3.13,14,49.ジノ・クリケ　　  　415.219  　1261.81
4.イェレ・デボック
5.ヤン・パペンス
6.リリアン・デメリー
7.ディミトリ・デナイス
8.Ａ.＋Ｍ.ファンネー
9.Ｗ.ファンデマール
10.ヨウリ・デブラン

●その他上位の有名鳩舎
11)17)カザール＝セネシャル　12)チーム・プラテウ  18)ルク＆ヒルデ・シウン

●成鳩の部　■参加 34,311羽順　　

入　　賞　　者　　名　　　　　　　距離　  　　　　　　　　 分速
1,10,19.チーム・プラテウ　　　　427.658   　　　　　　　1260.72
2.クリス・デバッカー　　　　　　  424.214  1256.19
3.マルク・レルノー　　　　　　　   416.090  1255.74
4,11,14.ジノ・クリケ
5.スカーケルス＝デローカー
6.マルク・ウィボー
7.アーサー・ノッテバールト
8.ポール・ラフヴァーレンス
9.フレディ＆ジャック・ファンデンヘーデ

●その他上位の有名鳩舎　
13)Ａ.＋Ｍ.ファンネー  17)ジョエル・フェルスコート　18)Ｗ.ファンデマール