●ポー国際レース
ハリー・カルター(オ)総合優勝

　コロンブ・ジョワイーズ主催の今年度ポー国際レースは、去る7月18日午前7時15分の放鳩をもって実施された。放鳩地の天候は、青空、無風、視界良好である。
　今年の参加羽数は、フランス4,287羽、ベルギー2,797羽、オランダ4,266羽、イギリス480羽、ドイツ1,326羽、ルクセンブルグ20羽の合計13,176羽である。　

　国際総合優勝したのは、オランダ北部ズヴォレ近郊のアイセルマイデンに住むハリー・カルター鳩舎の2才鳩の雌カイシャで、フェルヴェイ＝ド・ハーン、アルヤン・ビーンズ、マーク・ファンデンベルクというオランダ最高長距離血統の結晶である。これは、実距離1,131.279Ｋを翌朝6時14分過ぎに記録したもので、分速は1149.48メートルであった。

●2020年ポーＩＮ13,176羽中総合優勝鳩
2020年ポーＩＮ総合優勝カイシャ.pdf（血統）

仮発表の上位入賞鳩舎は、以下の通り。
●1才鳩の部　■参加 9,756羽順　　
入賞者名　　　　　　　　　　　　国　距離　   　　分速
1.ハリー・カルター　　　　　　　オ　1131.279  1149.48
2.ベルト・ファンデンベルヘ　　　ベ　888.707  1130.65
3.マルク・ファントゥイネ　　　　ベ  890.419  1120.85
4.シル・クロード　　　　　　　　フ　731.308  1111.47
5.Ｊ.ファンホイメン　　　　　　 オ
6.ペネル父子　　　　　　　　　　フ
7.ドミニク・ノイヴィル　　　　　フ
8.レゼンテル兄弟　　　　　　　　フ
9.Ｅ.＆Ｐ.デルモット　　　　　　フ
10.コオロード・レドウ　　　　　　フ
11.デスメイター＝レスチアン　　　ベ
12.ワルター・フェルヘイエ　　　　オ
13.マルク・フェルシェルデ　　　　ベ
14.ベルナール・デロレ　　　　　　フ
15.ジノ・クリケ　　　　　　　　　ベ
120)ライナー＆アルトゥール・スプラング　ド　859.406 1049.31
904)Ｍr.＆Ｍrs.バニー　英　840.220 941.83

●リモージュＮⅡレース
Ｆ.&J.ファンデンヘーデ強し!!
総合優勝、2、3位／カザール＝セネシャル成鳩の部優勝

　アンタンテ・ベルジ主催の今年の第2回リモージュＮレースは、去る7月18日土曜日午前7時半の放鳩で実施された。放鳩地の天候は、青空、陽光、北北西の風とあるが、帰還コース全般には緩い逆風であった。
　参加羽数は、成鳩10,319羽、1才鳩9,756羽の合計20,075羽である。　

　このレースで、最高分速総合優勝〜3位を飾ったのは、東フランドル州ジンゲムにすむ強豪フランス＆ジャック・ファンデンヘーデ鳩舎で、実距離622.608Ｋを15時25分過ぎに連続記録したもので、優勝鳩の分速は1307.40メートルであった。　
　また成鳩の部で優勝したやはり強豪のカザール＝セネシャルは、1才鳩の部でも総合4位に入賞、また全体に一流と言われる強豪鳩舎が上位に名を連ねた。

仮発表の上位入賞鳩舎は、以下の通り。
●1才鳩の部　■参加 9,756羽順　　
入賞者名　　　　　　　　　　　　　距離　   分速
1.2.3.Ｆ.＆Ｊ.ファンデンヘーデ　622.608  1307.40
4.カザール＝セネシャル
5.ジョス・フェルカメン
6.8.エリック・リンブール
7.レンメンス＝マルテンス
9.FBIアントワープ
10.チーム・プラテウ

●成鳩の部　■参加10.319羽順　　
入賞者名　　　　　　　　　　　距離　   　分速
1.カザール＝セネシャル　　     602.608  1306.75
2.ベニー・スティーフェニンク　 651.673  1304.78
3.Ｂ.＆Ｊ.ゲーリンクス　　　　 674.986  1300.30
4.フランソワ・ドルシーズ
5.デビュクワ兄弟
6.8.ジョス・フェルカメン
7.ジャッキー・マヒュー＆オリヴィエール・ナリン
9.アリアン＝デケイザー
10.Ｆ.＆Ｊ.ファンデンヘーデ

●イソウドゥンＮレース
フレデリク・ファンヒース最高分速総合優勝
ライネン＝ボルトン＝デホーホ1才鳩の部優勝

　ＫＢＤＢ(ベルギー王立鳩協会)主催の今年のイソウドゥンＮレースは、リモージュⅡＮレースと全く同日同時刻の放鳩で行われた。放鳩地の天候は、青空、陽光、西南西の風である。　
　このレースの参加羽数は、成鳩10,603羽、1才鳩18,176羽の合計28,779羽である。
　
　このレースで最高分速総合優勝を飾ったのは、ベルギー最東端、というよりもオランダ南部の都市マーストリヒトから10Ｋも離れていないアルト・フッセルトに住むフレデリク・ファンヒース鳩舎の成鳩であった。　この結果は、別な意味で非常に興味深い。何故なら、このレースと同日同時刻に放されたリモージュＮレースでは、ベルギーの西部地区が上位を独占したのに対して、このレースは、リモージュよりも全体に約100Ｋ距離が近いだけで、優勝鳩舎の位置が180度変わっているからだ。
　
　またこのレースで、全体で2番手、1才鳩の部で優勝した鳩舎は、ベルギー最北部というか、オランダ領内にある飛び地の村バールレ＝ヘルトーホに住むライネン＝ボルトン＝デホーホ鳩舎であった。

　仮発表の上位入賞鳩舎は、以下の通り。
※優勝者以外の太字は、一流有名鳩舎
●1才鳩の部　■参加 18.176羽順　　
入賞者名　　　　　　　　　　　　　距離　   分速
1.ライネン＝ボルトン＝デホーホ　542.548  1383.05
2.ブーフェンス＝スレーヴェン    496.388  1381.54
3.Ｋ.ファンマッセンホーフェン   531.475  1380.63
4.ロニー・メンテン
5.ヘルマンス＝ボンネ
6.ロジェ・フォルカールト
7.ヤン・ファンエッケル
8.ブルックス＝ファンヒース
9.ゴマール・フェルブリュッヘン
10.ルディ・ファンアインデ

●成鳩の部　■参加10.603羽順　　
入賞者名　　　　　　　　　　　　距離　　   分速
1.フレデリク・ファンヒース　　 500.388  1383.56
2.ルディ・セレ　　　　　　　　496.793  1377.88
3.Ｍ.＆Ｇ.アイレッテン　　　　  500.848  1375.33
4.ダニー・センデン
5.ブーフェンス＝スレーヴェン
6.アルベルト・デルヴァ
7.アンドレ・ファンホウテ
8.ミッシェル・ボメレー
9.ニック＆ロジェ・タイス
10.Ｊ.＆Ｒ.ヘルボッツ