第14回欧州レース速報(ナルボンヌIN、スーヤックN)
●ナルボンヌ国際レース
ルグラン父子(フ)総合優勝
アンデパンダンテ・リェージュ主催の今年度ナルボンヌ国際レースは、7月27日土曜日午前時15分に放鳩された。放鳩地の天候は、青空、陽光、南東の微風、視界良好である。このレースの参加羽数は、以下の通りである。ベルギー7,465羽、フランス5,438羽、オランダ3,835羽、ドイツ1,160羽、イギリス75羽、ルクセンブルグ121羽で、合計18,094羽。
このレースで最高分速総合優勝を飾ったのは、フランス北西部、ドーバー海峡に面したサン・ティティエンヌ・オーモンに住むルグラン父子鳩舎であった。これは実距離844.063Kを18時25分過ぎに記録したもので、分速は1259.67メートルであった。総合優勝鳩は、2016年生まれの黒胡麻の雄である。
このレースは、僅か75羽しか参加していないイギリスの優勝鳩が、1160羽参加のドイツの優勝鳩よりもはるかに分速で優っているのを見ても分かるように、西側圧倒的有利のレース展開であった。
しかしこのように東西で、有利不利の結果が鮮明に分かれたのも珍しい。
●参加 18,095羽
順 入 賞 者 名 国 距離 分速
1)ルグラン父子 フ 844.063 1259.67
2)フレデリック・イアンニ フ 781.096 1254.64
3)ジャン=クリスト・デレピン フ
9)モウリツ・ロウリー ベ 865.922 1225.19
61)バーテンブルグ=ファンデメルヴェ オ 963.870 1183.49
121)G.M.プリース父子 イ 900.521 1164.39
709)ロートゲン父子共同 ド 897.564 1073.79
※太字は各国N総合優勝者
D.&D.プラテウ最高分速総合優勝
K.&R.プラテウ1才鳩で優勝
ダービー・ハイナウ主催の今年度スーヤックNレースは、悪天候の為放鳩が順延となり、去る7月28日日曜日午前7時の放鳩をもって実施された。放鳩地の天候は、高曇り、南西の軽風、視界良好である。このレースに参加したのは、1才鳩4,056羽、成鳩3,739羽の合計7,795羽である。
このレースで最高分速総合優勝を飾ったのは、西フランドル州ジッレベーケに住むダニエル&ディディエ・プラテウ鳩舎の2才鳩の雄で、実距離669.43Kを15時1分過ぎに記録したもので、分速は1391.6メートルであった。
●成鳩の部 参加3,739羽
順 入 賞 者 名 距離 分速
1)D.&D.プラテウ 669.430 1391.60
2)カザール=セネシャル 667.302 1369.06
3)ブルーノ・ヴィクター&マルヴィン・デガンド
4)サイモン・モリールス
5)マルク・ファンドリヴィエール
●その他上位の有名鳩舎
8)21)29)クルト&ラフ・プラテウ 17)L.B.&J.ゲーリンクス 22)26)30)F.&J.ファンデンヘーデ
●1才鳩の部 参加4,056羽
順 入 賞 者 名 距離 分速
1)4)19)27)30)クルト&ラフ・プラテウ669.430 1376.61
2)8)12)13)14)15)21)23)ジノ・クリケ669.774 1366.56
3)カリン・ランブレヒツ
5)エチエンヌ・メイルラーン
●その他上位の有名鳩舎
7)18)22)24)26)F.&J.ファンデンヘーデ 9)ノルベール・アリー 29)マルク・デコック