第6回欧州レース速報(アジャン他)
●アジャン(ボルドー)国際レース
C.ルモール(フ)最高分速総合優勝
逆風で地元フランス1、2位、超長距離オランダが3、9位
M.デュボア(フ)1才鳩の部国際優勝、一流鳩舎多数上位
ボルドー・テレビ局主催の今年度アジャン国際レースは、放鳩予定1日順延の後、去る6月29日土曜日午前6時45分の放鳩で実施された。このレースの参加羽数羽は、以下のとおりである。成鳩:ベルギー3,938羽、オランダ5,239羽、英国640羽、ルクセンブルグ4羽、フランス2,290羽の合計12,111羽。1才鳩:ベルギー4,664羽、オランダ3,976羽、英国353羽、ルクセンブルグ19羽、フランス1,645羽の合計10,657羽。参加羽数において、オランダ、フランス、英国が成鳩の方が参加が多いのに対して、ベルギーのみは1才鳩の方が多かった。また放鳩地ボルドーが、フランス西部に位置している関係から、ドイツは参加していない。
放鳩地の天候は青空、無風、視界良好であったが、途中フランス国内およびベルギーでは逆風に見舞われた為、低分速、近距離有利の展開となった。
そんな中、最高分速総合優勝を飾ったのは、フランス最北部ダンケルクの南隣のレクスポエド村に住むクリストフ・ルモール鳩舎の成鳩F16-218102 BLKC♂で、実距離792.542Kを放鳩当日夜9時35分に記録したもので、分速は890.5メートルであった。
国際総合3位にしてオランダN総合優勝を飾ったのは、オランダ北部レリスタッドに住むB.G.プラージング鳩舎の灰胡麻の雌“ナキタ”NL14-1520771であるが、途中のベルギーを抑えての国際総合3位は立派である。
●仮総合順位(1才鳩・成鳩合計)22,768羽
順 入 賞 者 名 年 国 距離 分速
クリストフ・ルモール 成 フ 792.542 890.50
ジャン・ポール・クヴァレ 成 フ 736.248 876.35
B.G.プラージング 成 オ 1014.310 868.62
⑭ミッシェル・デュボア 1 フ 753.656 860.04
フレデリック・ドゥハメル 成 フ
フィリッペ・トロンクワ 成 フ
トニー・カスパース 成 オ
フェルナンド・マルフェイト 成 ベ 824.787 845.93
ホレマン兄弟 1 オ
トニー・カスパース 成 オ
56)J.グラッドウィン&ファミリー 成 英 855.322 758.87
※太字は各国N総合優勝者と1才鳩国際優勝
●その他上位の有名鳩舎 11)F.ツヴィールス 15)デスメイター=レスチアン 20)マルク&ゲールト・ポラン 24)77)A.P.オーヴァーヴァーター 28)チーム・フォレブレヒト 32)フランス・ベレター 37)フェルヴェイ=ド・ハーン共同 43)ハーゲンス兄弟 44)コール・デハイデ 50)デルルー・ファンブリアーナ 52)C.シャイカーブィク 73)J.イェレマ
●モンテリマール(ベルギー)Nレース
ギー&ミッシェル・レグニール総合優勝
ワロン長距離クラブ主催のモンテリマールNレースは、6月29日土曜日午前6時40分の放鳩で実施された。放鳩地の天候は、青空、陽光、北からの微風、視界良好である。このレースに参加したのは、成鳩4,976羽である。
このレースで総合優勝を飾ったのは、ベルギー中部南、フランス国境に近いペッシュに住むギー&ミッシェル・レグニール鳩舎の灰胡麻の雄 B17-1155485で、実距離612.04Kを午後4時前に記録したもので、分速は1059.5メートルであった。
このレースもアジャン同様向かい風に見舞われ、低分速の展開となった。
●参加 成鳩4,976羽
順 入 賞 者 名 距離 分速
G.&M.レグニール 612.040 1059.50
オリヴィエール・ノヴァク 643.886 1054.80
レオン・クロヴェット
アンドレ・レグニール
ダヴィット・ボウダールト
●その他上位の有名鳩舎