第3回欧州レース速報
●ヴァレンス(ベルギー)Nレース
ファンホーヴェ=アィターホーヴェン、総合優勝
ワロニー長距離クラブ主催のヴァレンスNレースは、去る6月8日土曜日午前6時30分の放鳩で実施されました。このレースに参加したのは、成鳩8,085羽です。放鳩地の天候は青空、無風、視界良好でした。しかし帰還コースの途中が、強い南西の追い風で地域により雨模様と言う展開で、少し荒れた中、高分速の展開となりました。
このレースで最高分速総合優勝を遂げたのは、アントワープ州ピュッテに住む古豪、ファンホーヴェ=アィターホーヴェン父子の2才鳩、ド・ヴァンレンスB17-6206570B♂で、実距離682.184Kを午後1時52分過ぎに記録したもので、分速は1542.01メートルでした。
また上位には一流鳩舎が名を連ねる珍しい展開でした。
●ヴァレンスN682K8,085羽中総合優勝鳩 ド・ヴァレンス B17-6206570 B ♂ ファンホーヴェ=アィターホーヴェン父子作翔
●参加 成鳩8,085羽
順 入 賞 者 名 距離 分速
⑮ファンホーヴェ=アィターホーヴェン682.184 1542.01
ナウエン=パーセン 693.563 1533.13
ヴィム・デトロイ 683.743 1522.64
デビュクワ兄弟
ロニー・メンテン
●その他上位の有名鳩舎
バルト&ナンス・ファンエッケル ⑯ヨス・ヨーセン ⑳ジョス・トネー アリアン=デケイザー ファンエルザッカー=イェスペン
ギョーム・デサンダー最高分速総合優勝
分速2,139メートルの超高速の異常なレース展開となる
ヴァレンスNレースと同じ6月8日土曜日、KBDB(王立鳩協会)主催のシャトロー第1回Nレースが行われた。放鳩は午前7時である。このレースには、成鳩20,520羽、1才鳩24,611羽の合計45,131羽という大羽数が参加した。放鳩地の天候は、青空、視界良好ながらも強い南南西の風が吹き、これが帰還地ベルギーまで吹き続くという稀なレース展開の結果、最高分速総合優勝鳩の分速が2,100メートルを超えるという珍しいレースとなった。
そんな中、最高分速総合優勝を飾ったのが、ベルギー中南部シャルロワの東郊、シャトレに住むギョーム・デサンダー鳩舎の灰胡麻の雄で、実距離449.364Kを午前10時30分過ぎに記録したものだが、500Kレースで、放鳩後3時間半の記録だけに、見落とした鳩舎も多いのではないかと心配してしまうほどである。彼の優勝は、成鳩の部で20,520羽中総合優勝し、全体でも最高分速を飾った。
●成鳩の部 参加20,520羽
順 入 賞 者 名 距離 分速
ギョーム・デサンダー 449.364 2139.83
ルイ・フェルヘイエン 519.279 2100.36
レイネン=ボルトン=デホーホ共同
ヴィム・デトロイ
ノエイン=レナーツ
●1才鳩の部 参加24,611羽
順 入 賞 者 名 距離 分速
ロジェ・ブルニンクス 525.413 2097.60
アンドレ・ロートホーフト 537.603 2083.19
ジョルジュ・スクエル 538.850 2083.19
ペーター・ゲリンクス
ヨッヘムズ=ファンハッセルト