トピックス
“ダンス・イン・ザ・ダーク”の直仔 ボルドーNPO総合優勝
“ダンス・イン・ザ・ダーク”NL10-1943236 BC ♂ テオ・ベルベン作翔は、既にレース鳩誌でも紹介された通り、13年ダックスN7,461羽中総合4位 16年同N4,616羽中総合11位 13年サンバンサンN10,123羽中総合49位 16年ボルドーN9,687羽中総合10位他3回超長距離上位入賞の超銘鳩であるが、チャンピオン商事の種鳩であり、現在オランダのヤン・ヘルマンス鳩舎と共同作出中であるが、このほどその直仔が、素晴らしい成績を挙げた。7月16日に行われたボルドーNPO856Kレースで、その直仔であるNL15-1054212♂が、参加2,133羽中で2位を分速で130メートルも引き離して総合優勝したのである。

" ダンス・イン・ザ・ダーク” NL10-1943236DC雄♂
超銘鳩同士のカップル誕生か!?
今年のオランダ、サンバンサンNレースでは、同時に2羽の超銘鳩が誕生した。1羽は、C.ドリデール鳩舎作翔の“フェノメーン” NL15-747578で、この鳩は今年のサンバンサンN13,028羽中総合優勝の他、昨年のアジャンNレースでも7,125羽中総合2位に入賞している。ところが実際には公認されていないが、この鳩はもう一つの幻の凄い成績を挙げているのである。それはドリデール氏の住むゼーランド県では年に2回アジャンNレースが行われており、フェノメーンは、実はこのレースにも参加していたのである。しかしオランダ人なら誰でも知っているのだが、宗教的な問題で、この地方では日曜日には、鳩レースをしないのである。ところがレースが日延べとなった為、この鳩は自動入舎の記録は残ったが、本来は総合4位に入るところを、逃してるのである。つまりこの鳩は、僅か2才にして超長距離に3回参加し、総合優勝、総合2位、(幻の)総合4位だったのである。
このフェノメーンは、日本のテレビ「有吉のダレトク」でもお馴染みのジョン・ファンヴァンローイ鳩舎が年末に導入することが決まっている。
ところでこのサンバンサンNレースで総合2位に入ったのは、クラース・ファンデグラーフ(故カス・ファンデグラーフ氏の息子)の雌であるが、面白いことにこの雌とフェノメーンは、同じファンデグラーフの超銘鳩“ドーア・ゼッター”の血筋を引いているのである。そして更に凄い事にはこのサンバンサンN総合2位の雌は、一昨年の同レースでも総合3位に入賞しているのである。
このほどヤン・ヘルマンスは、この雌を導入し、フェノメーンとの交配を計画している。と言ってもフェノメーンが、ファンヴァンローイ鳩舎に移行するまでの間なので、1腹引けるかどうか(フェノメーンは、現在他の雌とつがいの為)であるが、これが実現すれば、凄い交配である。何故なら1羽の鳩の両親だけで、サンバンサンN総合優勝、総合2位、総合3位、アジャンN総合2位、同(幻の)総合4位なのだから。