2016年バルセロナ国際他
●バルセロナ国際レース
ロタール・レスマイスター(独)総合優勝
G.&J.プロンカールト(白)、モハメッド・メハジ(仏)、H.リンデンベルク(蘭)
イェレ・イェレマが圧倒的強さを発揮 荒れた展開が公平な結果に!!




2016年バルセロナ国際放鳩シーン https://www.youtube.com/watch?v=6cKDflqHYDA
キュールゲム・サントル主催の今年度バルセロナ国際レースには、今年以下の鳩が参加した。ベルギー7,628羽、オランダ5,244羽、フランス3,039羽、ドイツ1,277羽、英国434羽、ルクセンブルグ45羽、ベルギー参加のフランス鳩(フランスの鳩だがベルギーで持ち寄られ、フランスの序列には入らないが、国際の序列には入る)65羽の合計17,732羽。この参加羽数は昨年より約1,300羽少ないが、これは今年ポーランドが不参加だった為である。もともとポーランドは、国際の序列に顔を出せない超長距離地帯で、実質的には参加に無理があったので、今年の参加羽数の方が、実質を表していると言えよう。
バルセロナも放鳩は日延べとなり、翌日7月2日土曜日、午前11時15分の放鳩となった。この2日は、ベルギーは朝から降雨であったが、正に苦渋の決断であったといえよう。何故ならバルセロナより距離の近いベルギーのリブルヌNレース、ラ・スーテレーヌNレースが何れも放鳩中止だったからである。
天気予報では、ベルギーは月曜から火曜にかけて好天になる見通しであったが、当日帰還が見込めず、なおかつ帰還時刻の読めないバルセロナからの帰還鳩を平日する訳にはいかないという判断が働いたものであろう。
ただしこの2日のバルセロナの天候は、曇りではあるものの微風、視界良好の状況であった。また放鳩時刻が遅くなったことで、ベルギーやオランダの遠距離地区では翌日早朝の帰還が見込めなくなった代わりに、近場のフランスの帰還報告を聞いてから、自分たちの帰還時刻を推定できるようになったのは、利点であった。最初、多くの関係者は、オランダ有利のレース展開と読んでいた。
しかし今年のバルセロナは、思いがけない展開となった。朝の6時過ぎに距離の近いフランスのオンブール=オーとドイツのヒュッシェンハウゼンで帰還報告があった。いずれも帰還コースでいうと一番南東部に位置する鳩舎である。だから関係者は全て南東部の近距離鳩舎が有利なレース展開と、考えを変えたのである。ところが何れの国もそれから1時間は音沙汰無し。
ようやく午前7時40分頃にベルギーで1羽帰還報告があったものの、とんでもない地域であった。それはブリュッセルの西に位置するスケップダールからの帰還報告であった。これまた異常と言えば異常であった。何故ならこの時点では西フランドル地方を豪雨が襲っていて、西側不利とみられていたからである。それからまた1時間以上帰還報告なし。
ここでこのレースが本当に異常な様相を呈してきた。本来ならここで続々帰還報告があってよい筈である。何故なら最初のドイツとフランスの帰還報告は、いずれも981Kと931Kだが、ドイツやフランスの鳩舎では、実距離800K台の鳩舎が多数参加しているからだ。ところがそれらの鳩舎からは、一切帰還報告がない。
9時をまわったところで、漸く次の帰還報告がある。ベルギー中部から1羽、そして最初のオランダ鳩の帰還報告。これがまたビックリ。なんと今度はオランダの最西端の沿岸部イアーセーケからの帰還報告だったのである。
その結果、バルセロナ史上類を見ない珍事が起こった。まず国際総合優勝から4位までが、4つの国にまたがるという公平な(?)レース結果となった事。そしてもっと珍しいのは、これら各国の最初の帰還報告鳩が、全て各国のナショナル総合優勝鳩となった事である。
つまり帰還地域がバラバラで、なおかつどの国でも総合優勝鳩が、2位鳩を1時間以上引き離した結果がこうなったのである。
その後レースは、少しずつ帰還報告が増え始めたが、その数は圧倒的にフランス、ドイツ、ベルギーの近距離鳩舎が多く、最初の100羽ほどの帰還報告の中で、オランダ鳩は3羽ほどしかいない為、これではオランダ勢惨敗かと思われた頃になって、今度はオランダの超長距離地帯の帰還報告が続々と出始めたのである。
●2016年度バルセロナ国際レース17,732羽中総合優勝鳩 DV05286-10-545 BC ♀ ロタール・レスマイスター作翔
DV05286-08-422 BC レスマイスター作 兄弟/エヴィータ 02年ペルピニャンN総合485位、03年同N総合448位、04年マルセイユIN19,627羽中総合130位、05年バルセロナ地区優勝、同N総合19位、Nエース雌鳩第6位、マルセイユN総合114位、06年バルセロナN総合優勝、同IN雌の部優勝、IN23,275羽中総合7位、 | エル・シド DV05286-99-246 PB キップ父子作 直仔孫/03年サン・セバスチャンN総合優勝、ポーゾーン優勝 国際エース鳩第1位 | DV04805-98-696 B キップ父子作 バルセロナN総合5位のオビ・ワン直仔 |
DV04805-97-217 DC キップ父子作 ダックスIN総合3位のマルフリオの娘 | ||
テア NL99-9902356 DC | ファンゼルデルン近親 | |
マルセイユの母 NL97-9766549 DC T.エルネスト作 フェヒター×ドラ | ||
ディー・ペルピニャン | ド・プレゼント NL01-2061841BC | ド・25 NL93-2334825 C.デヨング作 黄金の種鳩560×妹の直仔 |
NL99-2514758 B C.デヨング作 オンフェルヴーストバーレ×妹の娘 | ||
バルセロナ・トィビン | ヴィタール DV05286-97-796BC レスマイスター×P.デヴィールト | |
ディー・697 DV05682-697BC |
■仮発表の順位
■国際 17,732羽
順 入 賞 者 名 国 距離 分速
ロタール・レスマイスター ド 981.847 1250.20
G.&J.プロンカールト ベ 1059.003 1233.05
595)モハメッド・メハジ フ 931.132 1220.76
H.リンデンベルク オ 1130.918 1186.15
リーフェン・ボイレンス ベ
K.H.&K.J.プルム ド
ヴィム・フェルバール オ
レオン・ナーテンス ベ
サミュエル・トゥルク フ
469)クリスチャーンス=デズメット ベ
⑪85)166)331)585)イェレ・イェレマ オ
⑫ヨス・ヨーセン ベ
⑬ヨセフ・マクヴィルト ド
⑭148)164)647)ヒュープ・スメーツ オ
⑮フランス・ブンゲニール ベ
⑯アルコ・ファンフリート オ
⑰ポール・ファンゴイドセンホーヴェン ベ
⑱アド・フォルチュイン オ
⑲ムラー フ
⑳W.カイト オ
ルク・ファンコペノール ベ
ゲールト・デコニンク ベ
ヨセフ・ピロン ベ
ヘルボッツ=ヘラー ド
ジェラール・アデルオルト フ
ディディエ・アルボニール フ
トン・ファンフェルゼン オ
J.C.ルーロフス オ
セルジ・ウブッフ フ
M.コックス オ
デセンドレ=シャルリール ベ
E.ボス オ
ルド&クルト・ハーセン ベ
A.H.J.ペーテルス オ
ヘンドリック・モルティエ ベ
186)411)566)634)デビュクワ兄弟 ベ
マルグリート・コーネン=コック オ
M.レンスフェルド オ
235)319)576)1000)チーム・フォレブレヒト オ
ルク・ファンアルベーゲン ベ
アンドレ・バウチェ ベ
ジャン=フエランソワ・ヤコブ フ
ホック・ビンネマンス=ファンデヴァイヤー ベ
レオン・クロヴェット ベ
パスカル・カペリエ フ
●その他主な上位入賞の有名鳩舎
51)108)451)452)バーテンブルグ=ファンデメルヴェ 53)254)521)744)908)987)ノエル・ペイレン 58)フレデリック・レリアート 61)クリス・ヘバーレヒト 66)ペーター・ファンデンアインデン 70)83)102)200)311)588)599)602)751)836)デスメイター=レスチアン 74)126)796)874)キース・ドローグ 81)91)162)610)M.J.ハウトカマー 84)466)546)962)エミール・デニス 87)92)301)343)ルッツ父子 96)ファンスティーンハィゼ=ファンブリアーナ 100)433)フライアルデンホーフェン父子 101)173)318)325)468)ファンシャインデル父子 103)746)755)ニコ・フォルケンス 131)C.ハネグラーフ 135)D.&D.プラトウ 136)280)349)490)529)624)794)980)デパッセ=ラルデノワ 140)800)855)959)ブリュッヘマン兄弟 144)181)フランス・ブンゲニール 147)323)429)ヴィム・ケンペニエールス 151)デルルー=ファンブリアーナ 154)165)G.スケルケンス 175)524)C.J.ファンデルラーン 202)204)438)449)520)549)584)627)727)729)733)837)891)927)ヴィム・ミュラー 217)フレッシュ=メイヤース 226)ファンデヴィールト兄弟 255)ノルベール&ヴィタール・ペーテルス 258)L.&M.バールトスーン 265)678)ナウエ(ヌーヴェン)=パーセン 267)274)362)370)ハーゲンス兄弟 293)J.J.M.ステケテー 328)ヘルマン・ブリンクマン 344)ジェルマイン・インブレヒツ 352)ヘルマンス=フクストラ 361)396)X.+M.トネー 376)L.デハイデ 399)653)889)964)983)996)クルヴェルス=デヴィールト 410)A.&P.ヘイゼルブレヒト 434)マルタ・ファンヘール 442)ジュリアン・ファンエーンノー 489)シュロウルス=ハウベン 501)645)コール・デハイデ 504)551)エチエンヌ・メイルラーン 509)ヴァイナンツ父子 567)650)744)879)アイアーカンフ=ヴィレムス 571)ヴィム・バクス 639)ノルベール・シーレンス 709)サヤ兄弟 723)767)915)アイス・カプテイン 811)タイ・デーゲンス 870)988)デズメット兄弟 885)J.M.ビュールマ
※上記の成績は、仮発表で必ずしも正しいとは限りません。或いはナショナルだけの参加かも知れませんが、例えばオランダN序列では総合4位にゴマンス兄弟共同鳩舎が入賞しています。また亡くなったアンドレ・カイパース氏の弟ピート・カイパース氏がカイパース兄弟の名前のままで、オランダNでは5,244羽中総合113位、175位になっており、国際の序列も変わる可能性があります。
●ラ・スーテレーヌ(ベルギー)Nレース
フォイレマンス=ペリリュー最速総合優勝
クンペン=スケッペルス共同(成鳩の部)優勝
ダービー・ハイナウ主催のラ・スーテレーヌNレースも放鳩が日延べとなり、放鳩されたのは、7月2日日曜日午前6時50分であった。このレースの参加鳩は、成鳩7,617羽、1才鳩9,602羽の合計17,219羽で、昨年の参加羽数を大きく上回った。
放鳩地の天候は曇りだったが、南西の追い風と良好な視界が、こう分速のレース展開につながった。このレースに最高分速で総合優勝したのは、ベルギー中東部、首都ブリュッセルの東30Kにあるフィッセナーケンに住むフォイレマンス=ペリリュー共同鳩舎の1才鳩で、実距離570.329Kを午後1時15分過ぎに記録したもので、分速は1480.16メートルであった。
また成鳩の部で優勝したのは、フィッセナーケンの東隣、コルテナーケン村に住むクンペン=スケッペルス共同鳩舎の灰の雄で、実距離582.611Kを13時23分過ぎに記録したもので、分速は1479.52メートルであった。
●ラ・スーテレーヌN1才鳩9,602羽中総合優勝、同17,219羽中最高分速鳩
“リヌス” B15-2142798DC ♂
フォイレマンス=ペリリュー共同鳩舎作翔 兄弟/優勝鳩4羽
ブラック B05-2181562 DC A.&T.フォイレマンス作 兄弟及び兄弟の直仔Nレース上位入賞多数 | デン・279 B99-2379279 BC 直仔/ブールジュN総合2、10、26、35位 | グード・ナーゲルス B91-2430546 トップ・レーサー |
ドンカー・ロークス | ||
ナターリア B00-5259375 B ルディ・ヘンドリックス作 姉/ナタリーケ 優勝3回 | B92-5010402 G ルド・モッシュ作 直仔/優勝7回 | |
ディッケ・ドィビン B95-5116511BC ヘンドリックス作 | ||
ラート・ヴェガス B09-2056786 DC 種鳩 直仔/上位入賞多数 | 基礎鳩Ⅱ ド・ファングレムベルゲン | 基礎鳩ファングレムベルゲン |
ゲシェルプト・059 B91-2258059 1/2ファングレムベルゲン | ||
アスセンション B05-2094480 | リモ B00-2322809 B ペリリュー作翔 | |
ハゼフーツ B97-5150282 BC スーンチェス |
■仮発表の順位
■1才鳩 9,602羽
順 入 賞 者 名 距離 分速
19)43)44)フォイレマンス=ペリリュー共同570.329 1480.16
50)ブルックス=ファンヒース 622.927 1471.31
ヨハン・デベルザー 588.778 1468.40
ディミトリー・デフォーヒト
46)ポール・ジャマール
ワルター・メルテンス
バルト&ナンス・ファンエッケル
ジョルジュ・デケイザー
17)22)ロニーメンテン
ウィリー・ファンティロー
●その他主な上位入賞の有名鳩舎
31)ギー・ファンデールオウエラ父子 32)エリック・ベルクムース 35)J.&J.エンゲルス 45)D.&D.プラトウ 47)49)ダヴィ・トゥルネル
成鳩 7,617羽
順 入 賞 者 名 距離 分速
クンペン=スケッペルス 582.611 1479.52
ルド・フィーレンス 584.012 1472.67
20)ファンヴィンゲ=レニールス 592.189 1470.79
R.&クーン・ファンメールト
J.&J.エンゲルス
ゴーファールツ・ファンアインデ
ジョルジュ・ショール
J.J.コナーツ父子
ギド・フェルヘイデン
13)フォイレマンス=ペリリュー共同
●その他主な上位入賞の有名鳩舎
11)L.B.&J.ゲーリンクス 12)イヴ・ファンデプール 15)ギー・ファンデールオウエラ父子 16)39)ヨハン・ドンケルス 17)オプドベーク=バーテンス 18)ディルク・ファンダィク 27)マルク&ゲールト・ポラン 32)ベニー・スティーフェニンク ●リブルヌ(ベルギー)Nレース
R.&J.キンテンス最高分速総合優勝
デビュクワ兄弟(1才鳩の部)総合優勝
放鳩は、ラ・スーテレーヌと同日の7月2日日曜日午前6時45分であった。
このレースで最高分速総合優勝を飾ったのは、ベルギー中東部ランメンの住むルディ&ジョス・キンテン鳩舎の成鳩B12-4227154 BCであった。距離789.673Kを15時50分過ぎに記録し、分速は1448.63メートルであった。
また1才鳩の部で総合優勝したのは、ベルギー中北部首都ブリュッセルとアントワープの中間の町カペレ・オプ・デン・ボスの強豪ミッシェル&ディディエ・デビュクワ兄弟の栗の雄ミスター・リブルヌで、距離761.311Kを15時48分過ぎに記録し、分速は1399.64メートルであった。
●リブルヌN5,149羽中総合優勝、同8,892羽中最高分速鳩 B12-4227154 BC
ジョゼ&ニック・オプソメール作 ルディ&ジョス・キンテン使翔
ド・ナルボンヌ・ゴマール B06-4238717 B J.&N.オプソメール作翔 ナルボンヌIN12,218羽中総合8位、同N6,801羽中総合2位 | ズワルテ・ゴマール
| ズワルテ・ゴマール BLKCB90-4081376 モントーバンN2,495羽中総合27位、ペルピニャンN5,252羽中総合22位 94年BDS長距離Nエース鳩第5位 |
| ||
ド・ブラウエ B01-4361256 B | B99-4511934 バルセロナIN総合優勝直仔 | |
アンゲル B97-4432585 リモージュN19,250羽中総合優勝のキング×プリンス・バルセロナの娘 | ||
ベールケ B10-4126956 LBC M.ファンデンアベール作 | ド・イルン B02-4051209 BC M.ファンデンアベール作翔 イルンN総合2位、ポーN総合10位 | ド・ポー B93-4123317 B |
B00-4085056 デルバール | ||
B08-4182811 BC | B98-4365967 BC | |
B01-4221148 M.ファンデンアベール作 同腹/リモージュN総合2位 |
■仮発表の順位
■1才鳩 3,743羽
順 入 賞 者 名 距離 分速
デビュクワ兄弟 761.311 1399.64
ヴィクター・アンドット 787.510 1392.22
ウィリー・ソマーズ 792.482 1380.63
49)クリスチャン・オラグニー
イヴァン・デルルー=グンナー
●その他主な上位入賞の有名鳩舎
8)ジョス・トネー 9)アイアーカンフ=ヴィレムス 36)エミール・デニス 44)デスメイター=レスチアン 52)クリス・ヘバーレヒツ
■成鳩 5,149羽
順 入 賞 者 名 距離 分速
R.&J.キンテンス 789.673 1448.63
イジドール・タイス 786.356 1447.24
ギー・ピトット=J.ファンヘーデ 707.989 1430.67
アブダラ・アル=タニー
ヴィンセント・ドネイ
ユベール・ドバーネ
デルイク=デクレールク
クリス・ヘバーレヒツ
ヨス・オイエンス
●その他主な上位入賞の有名鳩舎
20)バルト&ナンス・ファンエッケル 28)ベニー・スティーフェニンク 32)チーム・フレディ・デヤーガー 50)デパッセ=ラルデノワ 84)デスメイター=レスチアン 87)ジノ・クリケ 93)デズメット=マタイス