2015年サンバンサン国際
クロード・ルドー(フ)最速総合優勝
G.&C.クーパー夫妻(英)1才鳩優勝
M.&G.ポラン(ベ)N優勝
F.レリアート(オ)当日唯1羽帰総合優勝

クロード・ルドー鳩舎(仏)
去る7月10日金曜日、アンタンテ・ベルジ主催の今年度サンバンサン国際レースが、午前6時45分の放鳩で行われた。このレースに参加したのは、次の鳩である。ベルギー3,045羽、オランダ3,714羽、イギリス298羽、ドイツ934羽、フランス2,726羽、ルクセンブルグ20羽の合計10,373羽。
レース展開は、バルセロナとは正反対に、20度を下回る低気温ではあったが、風向き飲みが終始南南東の風が吹く、つまりやはり放鳩地からは、イギリス方向に向かう状況となった。
この為、地元フランスが有利な他、ベルギーでは西フランドル地方が有利な展開が予想されたが、レース結果はそれを裏書きするものであった。
最高分速総合優勝を飾ったのは、フランス北西部アンキンに住むクロード・ルドー鳩舎で、距離802.149Kを19時04分28秒に記録、分速は1084.77メートルとなった。
また国際総合3位、同1才鳩の部で優勝を見られているのが、英国の首都ロンドンから西に140Kほどの町ピースダウン・セント・ジョンに住むG.&C.クーパー夫妻で、恐らく英国N総合優勝、3位と目されている。同夫妻は、1昨年にもポー国際レースで総合優勝している他、かつてボルドー国際レースでも22,029羽中総合優勝している強豪で、少羽数参加と海越えのハンディで、これだけの成績を挙げているのは立派である。
またこれは蛇足であるが、英国総合2位に入賞したJ.スマル鳩舎は、クーパー夫妻とは、全く同じ帰還コースながら、更に65K遠く、この鳩を含めた英国ナショナルの総合優勝〜3位の鳩は、いずれも最短コースをとった場合、海上200K、少しコースを逸れても海上100K以上を飛翔しなければならず、誠に立派な成績である。
このレースでも南東の風の影響で、オランダ、ドイツが上位に入賞出来なかった。このような展開があるからこそ、彼らはアジャンでの分離放鳩を希望したのであろうか。
オランダでは、フレデリック・レリアートが当日唯1羽帰りで総合優勝した。 北部ではイェレ・イェレマ鳩舎が、レリアート鳩舎より200Kも距離が遠いにもかかわらず、オランダNで3,714羽中総合6、9、16位に入賞しているのが立派である。

クロード・ルドー鳩舎サンバンサン国際総合優勝鳩
仮発表の上位入賞鳩舎 参加 10,737羽
順 入 賞 者 名 国 距離 分速
1)52)クロード・ルドー フ 802.211 1084.85
2)エルベ・アドリアーンセン フ 837.288 1081.77
3)10)G.&C.クーパー イ 853.304 1069.41
4)ジョン・スマル イ 919.812 1060.97
5)クラボー父子 フ
6)14)ミッシェル・デュボア フ
7)18)レシェルフ=エルヴェッt=デック フ
8)アラン・セルリエ フ
9)クリストフ・トーマス フ
26)マルク&ゲールト・ポラン ベ 896.428 1023.32
●その他上位入賞の主な有名鳩舎
65)レスチアン・デスメイター 67)ノエル・ペイレン