2015年アジャン蘭独+国際レース
●アジャン蘭独+国際レース
フェルベイ=ドハーン(オ)最高分速
又新たな超銘鳩の誕生
B.&A.ベザント父子(イ)総合優勝
しかしオランダ、ドイツは、これらとは別放鳩を希望、主催したのは、オランダのZLU(南リンブルグ連盟)と、ドイツのオイスキルヒェン共同他で、参加羽数はオランダ11,6881羽、ドイツ1,181羽の合計12,869羽であった。このような別放鳩となった原因は定かではないが、オランダ国内でのポーと同じ主催者ZLUがポー国際レースに強い不満を表明していたことが、遠因ではないかと見られている。
レースは、蘭独連合が午前6時30分に放鳩、英仏白国による国際レースは、午前7時の放鳩となった。
放鳩時間が異なることから同じように比較も出来ないが、これら各国別の序列が、更に成鳩の部と1才鳩の部に分かれていることから、非常に複雑でとても全ては紹介しきれない。
僅か30分の放鳩時間の違いではあるが、結果から考えると、これは殆どレースに影響しなかったかも知れない。何故ならレース結果は、見事に放鳩地から見て扇状に広がったからである。
放鳩地アジャン付近では南東の風、その後南西の風となったことが、公平なレース展開を招いたのであろう。
全体の中での最高分速となったのは、蘭独連合の中でも最深部オランダの首都アムステルダムの南僅か10Kに位置するマイドレヒト村のフェルベイ=ドハーン共同鳩舎で、実距離947.337Kを当日18時07分13秒に記録、分速は1,358.74メートルであった。しかも過去に素晴らしい成績を挙げており、新たな超銘鳩の誕生である。
また分速で若干下まわったのは、国際レースで総合優勝に輝いた英国ロンドンの南西10Kウォーセスター・パークに住むボブ&アンソニー・ベサント父子鳩舎で、実距離803.128Kを分速1335.689メートルでの総合優勝であった。英国の2位が分速1290メートル以下であり、これよりベルギーの国際2位の鳩舎、フランスのN総合優勝鳩舎、ドイツのN総合優勝鳩舎が上回っていることを比べれば、珍しく公平な展開といえよう。しかもオランダは、最北部、ベルギーは、放鳩地に一番近い鳩舎という意味でも、非常に地域的な偏りがない。
それでもオランダの優勝鳩には及ばなかったものの、単独1羽で全く異なる方向に向かって飛翔し、国際総合優勝に輝いたこの英国の鳩は立派である。
国際総合2位でベルギーN総合優勝を飾ったのは、ベルギー南西部、フランスとの国境にほど近いゴラン=ラムクロアに住むパトリック・デュボア鳩舎で、距離743.994Kを分速1,327.18メートルでの優勝であった。この鳩もこれまでにボルドーで1,452羽中優勝している。 2015アジャン国際優勝鳩.pdf(血統)
仮発表の上位入賞鳩舎 国際(英仏白)の成鳩:6,025羽
順 入 賞 者 名 国 距離 分速
1)ボブ・ベサント父子 イ 803.128 1335.69
2)パトリック・デュボア ベ 743.994 1327.18
3)ダニエル・ブカシク ベ 790.300 1323.79
4)ロジェ&ディルク・ヴェイエン ベ
5)カミール・ファンザンデ ベ
6)54)デズメット=ドブルイン ベ
7)ルク・フェルハーゲン ベ
8)72)エチエンヌ・メイルラーン ベ
9)ガレ=ヴァイナンツ ベ
10)58)ルク・デカブーター ベ
14)ジャン=マルク・ビゴット フ 725.219 1297.35
●その他上位入賞の主な有名鳩舎
11)ジョス・トネー 15)16)84)マルク&ゲールト・ポラン 20)92)96)クリス・ヘバーレヒツ 34)56)93)ノエル・ペイレン 79)デルルー=ファンブリアーナ
仮発表の上位入賞鳩舎 国際(英仏白)の1才鳩:4,485羽
順 入 賞 者 名 国 距離 分速
1)グンター・スメット ベ 808.273 1303.25
2)フレディ・デヤーガー・チーム ベ 797.982 1299.96
3)マルク&ゲールト・ポラン ベ 798.581 1296.40
4)エルス・ファンデンアベール ベ
5)マーク・ギルバート イ 813.373 1282.01
6)スクールス=ドヴァレ ベ
7)46)デビュクワ兄弟 ベ
8)97)98)デルルー=ファンブリアーナ ベ
9)フレディ・ショイレマンス ベ
10)ナディン・クロー フ 723.558 1269.40
●その他上位入賞の主な有名鳩舎
19)マルク・デコック 23)43)72)エリック・リンブール 24)37)フレディ&ジャック・ファンデンヘーデ 25)32)レスチアン=デスメーター